SAを7つやった話
この記事は、大阪工業大学 Advent Calender 2023(https://adventar.org/calendars/9108)の10日目の記事です。
IC科4年の高松です。自称モンハンお兄さんです。昨日モンスターハンターワイルズが発表されてマジでびっくりした。
大宮や梅田は知らないけど大阪工業大学枚方キャンパスにはSAという制度があり、それを累計7つもやったのでそれについて書こうと思います。
SAとは
SA(学生臨時要員)とは学生が教授の補佐として授業に出る制度です。ポータルサイトで募集が届き、それに応募することでSAになることができます。
4年前期の時に、期限が迫っている時に突発的にC演習ⅡのSAをしようと思って応募しに行ったけど、人が埋まっていたのでまだ人が埋まっていない組込みシステム基礎とキャリアデザインⅠに回されました。基本的に早い者勝ちなのでやりたいSAがあれば早く応募するといいでしょう。
募集人数は決まっており、大抵は2人です。しかし、C演習やJava演習は18人や32人とかなりの大人数が募集されます。
業務内容
直接授業をすることはなく、主な業務内容は質問に答えることです。あと出席確認をすることも多いです。
特異だったのはキャリアデザインⅠで企業の話を聞くという授業の時に、ZOOMの司会をした事です。
今までやったSA
SAは1つやるか2つやるかが普通ですが、なんと自分は累計で7つもしています。なのでIC科で今2年の人は自分の顔は見たことがあるでしょう。
以下にその感想を書こうと思います。SAをやりたいと考えている人は参考にしてください。
2年後期
C演習Ⅰ
これが初めてやったSAです。担当学科は第2演習室のIC科で、4年生3人、2年生3人の6人体制でした。この時はまだコロナがブイブイ言わせていたので完全にオンライン授業でした。
そのため、質問のスタイルも今とはかなり違っていて、ClassroomかGoogle Meetのチャットで質問を送り、それに答えるというものでした。
ちなみにSAに答えは配られます。それを見ながら質問に答えることができるので間違えた事を教えるという事故は回避できます。
あまり覚えていませんが、チャットで答えるのが難しい質問?とかはGoogle Meetのブレイクアウトルームに呼び、直接質問に答えることもありました。
また、明らかに進行が悪い学生をブレイクアウトルームに呼び、直接進捗具合を聞くということもありました。
しかし、一番多かったのは質問に答えることではなく、提出した課題が全て〇になっているか。つまり、間違えている課題はないかをチェックして答えるものでした。Java演習にはmsystemで自分の課題の成否を確認できますが、C演習にはそれがないのでSAに確認するしかなかったのです。オンラインということもあり、対面と比べて質問の数も圧倒的に少なかった気がします。
3年後期
アセンブリ言語
アセンブリ言語は1限、2限、5限で2人ずつ募集しており、自分は2限のアセンブリ言語に応募しました。朝起きたくなかったので。
1限はIC科、2限はIS科とIM科、5限は再履修組です。
まず、授業が始まってしばらくすると出欠確認をします。あとは質問に答えます。
ただ、明確な注意点があって、SAに答えは配られません。なので間違いを探す時は、去年自分が作成したファイルと照らし合わせる必要があります。アセンブリ言語では課題のチェック結果が次の週に公開されるのでそこで全問正解していれば手元には解答があるという状況を作り出せます。自分はこのパターンなので解答が無くても特に問題はありませんでした。
そのため、アセンブリ言語に対する理解が足りなければ、質問に間違いを教えるという最悪の事態を起こしかねないので、アセンブリ言語はそんなに得意じゃないけどSAをしてみよう、というのはオススメしません。
4年前期
組込みシステム基礎
この授業についてはあまり覚えていない。
この授業は7回目以降はA班とB班に分かれ、片方は演習室に残り、片方は143多目的室でラズパイの演習をします。SAは143多目的室で質問に答えます。
キャリアデザインⅠ
この授業は主にブログを書く授業だったので大して質問は出ませんでした。ブログの提出具合を確認して教授に提出したり、プリントを配ったりしていました。ぶっちゃけ1番楽。
しかし、上でも書きましたがこの授業では最後のほうにZOOMで2社の企業の話を聞くという授業回があります。そして、クラスを半分に分け、前半と後半でそれぞれ話を聞きますが、教授は1人しかいないのでSA2人がそれぞれ司会としてその場を仕切りました。普段は学生が相手ですが、企業ともコミュニケーションを取る必要があったのでこれまでしたSAで最も特殊な体験でした。
4年後期(現在進行形)
C演習Ⅰ
C演習再び。しかし、相手は1年生ではありません。第1から第5演習室までは各学科で集められますが、第6演習室では各学科から再履修の中でも更に精鋭を集めた部屋となっており、そこを担当しています。
そのため、人数も20人ほどしかいません。更に再履修の精鋭ということで出席率が絶望的なのでそもそも人がいないのであまり質問がでません。先週は1回も出ませんでした。
なので、自主的に12時頃に課題提出状況を確認して出席しているのに課題が提出されていない人を回りshussekiコマンドを打ったかの確認に回っています。
Java演習
この授業が一番忙しいです。圧倒的に業務内容が多い。そのため、1部屋に6人のSAがいます。
まず、msystemで出欠確認をします。6人の内1人すればいいので自分はしてません。
細かく説明はしませんが、担当の演習室は授業課題と予習の提出状況をスプレットシートにオートフィルで操作したりします。
2限には学生が1限で行ったコードレビューの整合性をチェックします。大体75人ほどいるのでそれを6人で手分けしてやるので大体13人ほど見ます。
1番大変なのが、レポートが出るとコードレビューと同じく6人で手分けしてチェック項目を守っているかを全員分確認する事です。レポートということで見る部分が多く、更にソースコードについてもチェック項目もあります。
これらの業務を質問に答えるのと並行して行います。かなり大変です。幸いSAに答えは配られます。
加えて自分はC演習と同じく12時頃に課題提出状況を確認して出席しているのに課題が提出されていない人を回っています。
アセンブリ言語
アセンブリ言語再び。特に3年後期の時と変わりありません。違う点は去年の出欠確認は紙でしたが、今年はExcelで取り毎週教授にメールで送っています。ぶっちゃけ紙のほうが楽だった。
終わり
以上です。SAをやったというエピソードは就活において大きな武器とすることができます。また、アウトソーシングなど、派遣型の会社に内定を貰うとどの事業に配属されるかの判断材料としてSAをしていたという経験は会社からすると大きいそうです。
興味が沸けば是非SAをしてみてください。授業の裏側を見れて結構面白いですよ。